2007年7月16日月曜日

台風去って、お日柄も良く?──橿原神宮、今井町

2007.07.15
【奈良県】

 橿原神宮(Map)


 台風が明け方に通り過ぎ(計画通り?)、大きな支障もなく行動できました。
 本日はお日柄がいいのか、泊まっていたホテルでも、ここ橿原神宮(かしはらじんぐう)でも結婚式に参加する人たちを見かけました。とにかく、雨が上がって何よりです。
 ここは神武天皇(初代)を祀るところで、何だか存在感があるように感じて気になっていたのですが、単なる大きな神宮(明治神宮より狭い)でした。
 明治23年の建立とのことなので、当時の国威発揚政策の一環なのではないでしょうか。


 今井町(Map)

 先々週の「アド街ック天国」の「懐かしい風景が残る街」で1位になったところです。
 本当見事に街全体がタイムスリップしたような町並みが残されていて、確かにこんな場所は他には見たこと無い貴重な町です。
 でもここでは、人々が普通の生活をしているわけで(観光用に保存されているわけではない)、確かに町並み保存会のようなものもあり、観光用に商売している人もいますが基本的に生活空間なわけですから、何だかあまり土足でズカズカ入り込むのは失礼な気がしてくる町でもあります。
 ここは、一向宗(本願寺派)が築いた城塞都市だそうで、周囲の堀は軍事用だったそうです(どうも一向宗=武闘派のイメージがついて回る)。その後、商業都市として繁栄して「今井札」という独自の紙幣が流通したほどだそうです。




  その中心となったのが「称念寺」(右写真)で、町の支えとなってきたお寺さんです。
 「新日本紀行 ふたたび」という番組で見たのですが、壁も傾くお寺の修復よりも町の家々の修理を優先させる住職の姿勢で、お寺はつっかえ棒だらけのボロ家になっているとのこと。そこに追い打ちで、住職さんが倒れて奥さんが住職をやっているとのこと。
 現在は、工事のメドが立ったのか半分以上が工事用のフェンスに覆われていました。まだ募金集めをしているで、あれは崩落防止用の柵なのかも知れません……
 そんなテレビで見た、おばちゃん住職さんを見かけましたが、あいさつにも答えてくれずイッパイで頑張っているような印象でした。
 ただ、この日は別の場所でも女性住職さんが自転車で走っているのを見かけたので、そんなお日柄だったのかもしれません……

0 件のコメント: