2007.02.10
法隆寺—奈良県
この建造物や宝物は大陸から指導者を招いて造ってもらったり、もしくはもたらされた「輸入品」であると思えること。
日本文化の黎明期は大陸の物まねから始まったこと(中国ではなく朝鮮半島的であると思えること)。
千数百年を経過した現在でもそれを体現してくれていること(日本的ではないが「日本的」の原型であると思えること)。
そんなことを自分の目で感じることが出来たことが何よりうれしい体験でした。
裏返せば、一面的な教育に甘んじてこれまで、日本最古=日本人が造営した最古の建造物であるとの思いこみを検証すること無く、この歳まで放置してきた知的好奇心の貧しさを改めて思い知らされました。
この空間の「時間の流れ」には独特なゆるやかさがあって、なごむとか落ち着くという心象を包み込むようなやすらぎがあると感じられました。
そんな空気を訪れる人々はみな体感しているのではないかと思えたのは、急いだり騒がしい人がおらず、何を求めて訪れたのかをうかがえたからだと思います。
そんな希有な空間であることを胸に、法隆寺の大切さを考えていけたらと思います。
たまたま、おばちゃんの団体がいなかっただけなのかなぁー?
P.S. 「斑鳩(いかるが)」という言葉の響き、何で引かれるのでしょう?
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